福島はまだ帰還できる状況ではない、というのに!

  • 2017.10.27 Friday
  • 21:58

 

 

 

子ども脱被ばく裁判弁護団長である

井戸謙一先生から以下のお知らせが来ました。

 

武藤類子さんのお話にあった

福島の抑圧的な状況の一端を証するひどい訴訟です。

 

**

 

弁護士の井戸謙一です。

 

区域外避難者の住宅問題打切り問題にご理解をいただけると思われる方にお送りしています。

不適切であれば、ご容赦ください。

また、重複はお許しください。

 

 

山形で、明渡しの要求を拒否して頑張ってこられた武田徹さんら8軒の方々に、

住宅の明け渡し請求訴訟が提起されました。

 

裁判所は、山形地裁米沢支部、

原告は 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構です。

被告は武田さんたち8名。

請求内容は、各自が居住しておられる住宅の明け渡しと、平成29年4月1日から

明け渡し済みまでの賃料相当損害金の支払いです。

 

 

福島はまだ帰還できる状況ではありません。

彼らに何の責任もありません。国と東電が住宅を提供すべきものです。

この理不尽な提訴がなされたことを社会に幅広く拡散して、

国民的な問題にしていく必要があると思います。

 

 

武田さんたちだけでなく、全国には、明け渡しを拒否して頑張っておられる

区域外避難者の方が相当数おられます。

また、いずれ、避難指示区域の人たちの住宅支援が打ち切られ、

同様の立場の人たちが大量に生み出されます。

この訴訟の行く末は、これらの人たちにも大きな影響を与えます。

 

とりあえず、情報の拡散方、よろしくお願いします。

 

 

〒522-0043  滋賀県彦根市小泉町78-14澤ビル2階

            井戸謙一法律事務所

                   弁護士 井 戸 謙 一

          0749-21-2460    0749-21-2461

                     ke_ni_do@yahoo.co.jp

 

 

子ども脱被ばく裁判意見陳述集1に寄せられた

 

井戸謙一弁護団長まえがきの言葉を紹介します。

 

 

「直ちに健康に影響はありません。」この言葉は、どれだけ不気味に聞こえたでしょう。

「将来はどうなるの?」。

 

それでも多くの人は、「行政から避難の指示がない以上、安全なのだ。」と思っていました。

 

豪雨の時、行政は早め、早めに避難勧告を出します。

 

同じように、原発事故でも、行政は、住民を守る対策を採ってくれるはずだと信じていたのです。

 

しかし、その信頼は、やがて音を立てて崩れました。

 

多くの人は、312日以降、福島県周辺が大変な高線量だったことを、後から知りました。

 

甲状腺ガンを防ぐために、安定ヨウ素剤を服用するという方法があったのに、

 

そのための備蓄もあったのに、県立医大の医者たちはこれを飲んでいたのに、

 

子どもたちは、飲ませてもらえなかったことも、後から知りました。(中略)

 

 

 

そして、親たちは子どもたちに詫びています。自分が無知だったために、

 

無用な被ばくをさせてしまった。

 

20113月当時、どんなに高い線量だったか、知らなかった、

 

ベクレルの意味も、シーベルトの意味も知らなかった、

 

安定ヨウ素剤という小児甲状腺がんを予防する薬があることも知らなかった。

 

 

しかし、責任を負うべきは、

 

親たちに伝えるべき情報や知識を伝えなかった国や福島県です。

 

安全宣伝を繰り返した国や福島県です。

 

山下俊一氏は、講演で、毎時100マイクロシーベルトまでは、

 

子どもを外で遊ばせても構わないと暴論を述べたのです。

 

 

子どもたちに無用なひばくをさせた国や福島県は何の責任も取っていない一方、

 

被ばくをさせられた子どもたちの中には、小児甲状腺ガンだけでなく、

 

体調不良を訴える子どもたちがいます。(中略)

 

 

 被ばくの危険を軽視する学者達は、

 

低線量被ばくの健康リスクにはしきい値(これ以下では影響が出ないとされる値)があり、

 

それが「100ミリシーベルト」だと言います。

 

ここに「年」がついていないことに注意してくださいね。

 

このしきい値は、累積線量です。年20ミリシーベルトの被ばくをすれば、

 

5年でこのしきい値を超えてしまいます。(中略)

 

 

今、福島の街は「復興」一色に染め上げられています。

 

取り組むべき対象は、「健康被害」ではなく「風評被害」、

 

なすべきことは「除染」ではなく「心の除染」、子どもの被ばくを心配する母親は、

 

「神経質」「放射脳」「歩く風評被害」、それが現実です。

 

しかし、子どもの健康を願わない親はいません。

 

不安を抑えようとしても抑えられるものではありません。

 

 

このような社会的雰囲気の中で、

 

あえて「子ども脱被ばく裁判」の原告となった子どもたちや親たちの勇気を讃えます。

 

そして、同時に、その勇気は、私を含むこの国に住む人々に

 

問いかけているのだと自覚したいと思います。

 

この国のこんな理不尽な政策を許しているのは私たち一人ひとりなのですから。

 

このような冷たい社会を作っているのは私たち一人ひとりなのですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

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