小児甲状腺がんの患者数の隠ぺいについて

  • 2017.05.01 Monday
  • 08:38

 

 

小児甲状腺がんの患者数の隠ぺいについて

 

井戸弁護団長のコメントを紹介します。

 

 

井戸謙一です。

沢山の人たちの願いを裏切り、大阪高裁は、高浜3、4号機の運転禁止を命じた

大津地裁決定を取り消しました。


原発の運転を差し止める決定と差し止めない決定が拮抗している状況の中で出さ

れる高裁決定でしたから、もし差止めを認めれば、

今後の裁判例の流れに大きな影響を与えることができるため、期待していました

のですが、残念な結果になりました。


決定文を読めば読むほど、関電や原子力規制委員会の主張をそのまま採用し、

福島原発事故を招いた司法の責任や今の時代における司法の役割を自覚せず、結

論ありきの決定だったという思いを深くします。


原発ゼロの日本の実現のためには、少し回り道になりましたが、原発に将来がな

いことは、東芝のドタバタを見るまでもなく明らかです。


今後も、一喜一憂せず、原発ゼロを目指して力を尽くしたいと思います。


ところで、政府は、原発再稼働路線の強化のため、

福島原発事故の被害が終わったことにする政策を強めています。


とうとう、居住制限区域の避難指示解除が実施され、区域外避難者の住宅支援の

打ち切りも強行されました。

沢山の人が苦しんでいます。

報道は余りなされませんが、これらの情報を拡げたいものです。


被害を小さく見せる政策の一つとして、

小児甲状腺ガンの被害の隠ぺいがあります。


最近、大変なことが明らかになりました。


福島県民健康調査の結果、小児甲状腺がんの患者数が185人と公表されていました。


しかし、実は、それ以外に、小児甲状腺がん患者が隠されていることが明らかに

なりました。


3.11甲状腺ガン子ども基金が、事故時4歳の子どもから給付金の申し出を受

けたのです。

福島県の公表では、事故時に最も小さかったのは5歳とされていたので、

福島県に問い合わせ、隠されていたことが分かったのです。


今までの検査で、B判定以上(5ミリ以上の結節、20ミリ以上の嚢胞がある子

ども)は5003名です。

このうち、741名が穿刺細胞診検査を受け、そのうち、185名が悪性腫瘍と

診断されました。


ところで、B判定を受けたけれど、穿刺細胞診をしないで経過観察とされた子供

が1967名います。


穿刺細胞診をした結果、悪性とは評価されなかった子供が556名います。

以上の2523名は、「経過観察」とされ、

その後は保険診療を受けています。


この「経過観察」とされた子供からも、その後、甲状腺ガンが発見されているのです。

当然ですね。

そして、この子どもたちは、185名には含まれていないのです。


福島県は、保険診療になった子どもたちについては正確にその数を把握していな

いから今後も公表する意思はないとのことです。


この2523名から多数の小児甲状腺ガン患者が生まれている可能性があります。

現実には185名どころか、いったい、その何倍の子どもが甲状腺ガンと診断さ

れているのか分かりません。


こんな大ニュースをマスコミはほとんど伝えません。


こんな国に住んでいるのだということを、私たちは肝に銘じる必要があります。

 

以上

 

 

嘘、ごまかし、隠ぺいを、力あるものが集団で実行する

 

子どもはこのような社会で無事育つのでしょうか?

 

この嘘とごまかしと隠ぺいは、

 

大人は子どもにしてはいけないこととして

 

教えるのではないのでしょうか。

 

嘘とごまかしと隠ぺいは、問題を大きくし、私たちを破滅に導きます。

 

福島第一原発の破壊は、広範な範囲でのふるさとの破滅となりました。

 

それを再び、同じ方法で塗り固めようとする力を持った人々

 

ふるさとを失いたくない、見たくないものを見たくない

 

そんな素朴な心をだれもが持っています。

 

それは否定されるものではありません。

 

でも利用されてしまうのです。

 

それを心の真ん中に置いたままでは

 

子ども…弱い者が犠牲になっていく世界を大きくしていくのです。

 

私たちが心の真ん中に置くべきことは、緊急事態は続いている、ということではないでしょうか。

 

 

振り返れば、嘘とごまかしと隠ぺいで危機的状況を隠し

 

たくさんの若者を戦地へ送り、餓死させたこの国の歴史があります。

 

 

全国への空襲がアメリカから予告されていたにもかかわらず

 

 

街を守れ、逃げる者は非国民、と竹やりとバケツリレーで焼夷弾と戦わせた歴史がある。

 

それを自らの価値観として受け入れて、抑圧し合った私たちの歴史がある。

 

 

核災害の収束できない現場近く、見えない弾丸の飛び交う「戦場」に

 

ふるさと復興を謳い、人々を帰還させるこの国の欺瞞

 

そしてその上に変わらぬ今の生活を続ける私たち

 

 

繰り返される被害と加害の構造ではないでしょうか?

 

 

子ども脱被ばく裁判は

 

福島の子どもたち、親たちが、

 

嘘とごまかしと隠ぺいに、身を踏みにじられながら

 

それを問う裁判です。

 

「福島の声はとても小さいのです。」とは原告母の言葉

 

それに賛同する全国の大人たちが、この声を聞き

 

拡大し、行動することが

 

これを糺す道を作ります。

 

 

これまで犠牲となってきた数えきれないいのちの願いとともに

 

未来に生きる人たちからの祈りとともに

 

今生きている私たちしかできないことをしたいと思います。

 

上記を書かれた井戸弁護団長をはじめ、多くの弁護士の皆さんは、

 

その立場であらゆる努力を手弁当で、尽くしてくださっています。

 

 

私たちのできることは何でしょうか?

 

その人その人の場でできることがあります。

 

今すぐできる行動の一つは

 

署名を集めて、井戸弁護団長のもとに全国からの声を結集することです。

 

署名用紙ダウンロード

 

https://drive.google.com/file/d/0B_6OfUjhUKrmTUdnZW15bEpkNFU/view

 

 

5月14日の集約後は7月末日集約です。

 

もし動ける方がありましたら、署名活動をぜひお願い申し上げます。

 

 

                    事務局 後藤

 

 

 

 

 

 

支える会・西日本通信

署名

学習会

会員募集

calendar

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2017 >>

リンク

会報「道しるべ」・意見陳述集

道しるべ 第5号
道しるべ 第6号

selected entries

categories

archives

recent comment

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM

PR