「原発より命」フォーラム報告

  • 2017.03.20 Monday
  • 16:19

 

荒木田岳さんin関西の一環で

「原発より命」フォーラムhttp://kodomodatu.jugem.jp/?day=20170204を行いました。

 

フォーラムとは広場

どんな意見もそこに出すことのできる場を作ることを意味します。

 

紛争・葛藤の問題に取り組むアーノルド・ミンデル&エイミーさんにより明らかにされた

「プロセスワーク」の手法を使った、「オープンフォーラム」という形式で

 

違った立場の3にんくらいのゲストスピーカーに初めに5〜10分の発言をお願いし、

その後話し合いを行います。

葛藤を含んでいたり、対立がある内容に関して、

なかなか話し合いというものが出来ない私たちです。

放射能は私たちの身の回りにそういう難しい状況を創り出し、

人間関係を切ってしまうはたらきをすると言えます。

だからその問題には触れないように、注意しながら生活するしかない中で

被ばくの不安や言いたいことを一人抱える、悩ましい状況がどうしても作られてしまいます。

 

話し合いを行うには安全安心な環境が必要だと思い

ファシリテーター(グループプロセスを観察し、適当な声かけと進行をする人)として

プロセスワーカーの桐山岳大さんに来ていただきました。

 

桐山さんは福島県郡山市でプロセスワークを学ぶ人たちと共に、対話の会を毎月開催し、

これまでに二回のオープンフォーラムも郡山で開催されました。

 

プロセスワークの創始者である、アーノルド・ミンデルさんは

ユダヤ人として、命の危険のある抑圧を受けた経験から、

葛藤や対立に対して有効な方法をたくさん研究された方です。

 

フォーラムは、それぞれが自分の心の声に耳を澄ますことから始まりました。

今感じていることをただ感じるでもいいし、何故参加したのかということでもいいし

しばらく自分の内面に目を向ける時間を持ち、

その後となりの人とシェアする時間を持ちました。

このことで37人の参加者は、それぞれがおしゃべり出来、リラックスしたかんじでした。

 

その後、初めに福島から大阪に母子避難されているMさん、

親として子どもを危険から守るという、ごく当たり前の行動をしているだけで、

母子避難者がいる事が放射能が見える化している。

隠したい人たちが、それを「風評被害」としてないことにしようとして被害者の人権を奪って

隠して何をするかと言えば、補償をせず、原発再稼働をし、海外に原発を売る事につなげ

福島等汚染和受けた地域の人たち、特に子どもたちが犠牲になっている。

 

その次に、脱原発はりまアクションのMさん

原発に反対して活動している中で、汚染のある所へ行った後体調を崩し、

心臓に原因不明の問題が出てしまった。

わからないけれど、放射能が怖くて福島へは行けない。

汚染のあるものを食べる事もしたくない。

自分としてはとても申し訳ない気持ちがするけれど、どうしようもない。

 

最後に元某電力会社の関連会社勤務だったIさん

反原発の人たちの活動は、正直関連会社の心には届いていない。

簡単に脱原発と言うけれども、エネルギーに関してどのようにしていくのか、

資源のない日本が原発なしでどうやって暮らしを維持して行くのかについて、

どう考えるのだろう。というようなことが社員の中では話している。

 

 

というような内容で、それぞれ発言していただきました。(不十分な報告です)

 

 

 

その内容に関しては、全く違った3つの立場からそれぞれの感じていることを

遠慮することなく、率直にその場に出してもらえばいいと

事前の打ち合わせで共有されました。

参加された方が後で、そのことで、話してもいい幅が与えられた。

安心できたと言われました。

 

日ごろ遠慮したり推しはかったりして、口に出しにくいことを

ファシリテーターの助力を得て、その場に大切に並べることができました。

 

 

その後、参加者からIさんに次々と質問や意見が押し寄せた感じでした。

感じる心を大切にしてほしい。

エネルギーは原発でなくてもすでに足りている。

某電力会社関連の人たちから、バカにされていると分かった。

詳しい代替エネルギーの情報はこういうことがある

いろいろ・・・。

 

Iさんご自身の考えではなく、

そういうことが話されていることを伝えてくれているのだ、

その背後にあるものと対話しましょう。

というような桐山さんの声かけで加熱しそうだったその場を収束。

ほとんど脱原発運動に関わりのある人や、被害をこうむった人が集まる中で

しっかりと本当に起きていることを伝えて下さった、Iさんに心より感謝。

受け止めたいことがいくつも有りました。

 

 

「心に届いてない」という言葉がとても心に残っています。

 

 

私もかんきん行動を行っていますが、決してベストな行動ではないかもしれないけれど

取りあえず嫌ですという以外ないし。言える人が言うこと、言えない人の代わりに・・・

知った事は伝える責任があるが、反対ということで反発を強くしてしまう。

それにしても毎週しんどいけどそれだけの意味あるのか?道行く人にも嫌がられ・・・

もう少し受け取り易くする工夫がいるけど、できない・・・。

など整理されない思いが浮上しました。

 

途中休憩をはさみ、私は気になっていたもう一つの立場、

子どもとしてこの被害を経験した2人がその場にいる事に光が当てたくなりました。

避難移住で心に葛藤を抱えていることを、

前の日の荒木田さんの講演の後で聴衆に語ってくれていたので、

Iちゃんに話してもらえないかと伝えました。

 

Iちゃんの言葉は胸に染みました。

荒木田さんのお話は、被爆被害で混乱する中で、大人として確かな情報をもとに

的確な判断をする助けになる、私たちの心を整理できる、理知的ものでした。

しかしIちゃんはハートに響く話をされ、この二つが大切なのだと感じていました。

 

ふるさとがなつかしくて、帰りたい気持ちが強くなっている。

でも帰ると身体に異常が出てしまう。

おじいちゃんが年を取って来て、手がいたかったり、

おばあちゃんが歩きにくくなっている姿を見て

これからあまり長い時間、一緒に過ごすことが出来ないことを感じる。

自分の夢である海外へ行く前に、しばらく一緒にいる時間を作りたいけれど

帰ると自分の体調が悪くなるし、どうしたらいいか考えることが、今の私の課題です。

と、話してくれました。

一緒に聞いていたお母さんの気持ちはどうでしょうか。

こんな悩ましさを私たちはIちゃんに強いている。

 

 

わたしたちのつながるところ

見失わないでいたい場所。

 

 

翌日の続きでも「感じるこころ」について話し合いました。

 

 

「いちいち感じていたら仕事にならない」という会社の現状

 

それぞれ誰もが多かれ少なかれ思い当るところがあるのではないでしょうか・・・。

 

 

福島で暮らすには、心を鈍らせないと暮らせないのですと、

以前に聞いた福島の人の言葉を思い出しました。

何だか似ている気がします。

私たちが自分の心を押し殺すようにして、日常を送ること

そうしないと生きていけない気がすること

大地から離れ、お金がないと生きて行けないとかんじること。

原発がそのおかねと強く結び付いていること

それが自分の健康を蝕んでしまうこと。

自分に止まらず、どこかにそのしわ寄せがいくこと。

その因果を見ようとしないこと。

 

私たちの生き方、日常の暮らしに抑圧は蔓延している。

まず自分で自分を抑え込み、

同時に人のことを推し量るこころも閉ざしてしまう。

 

 

感想を含めてお伝えしました。

答えが出たわけではありません。

でも何か大切なものが私の中に残りました。

 

「こころに響くこと」

 

必ず響く心が誰の中にもあること

 

それを大切にしていけたらと思いました。

 

参加していただいた皆さん、ありがとうございました。    後藤由美子

 

 

**

 

脱原発はりまアクションの共同代表で

子ども脱被ばく裁判を支える会・西日本 支える会高砂の世話人をしていただいている

山本きよこさんの感想を紹介させていただきます。

このたびのご尽力に心より感謝します。

脱原発はりまアクションのみなさま

ありがとうございました。

 

 

 

この度は、合宿型のフォーラムが提起され、
しかも食事も安心なものをということで持ち込み。
しかも、メンバーを見回してもみんなぎりぎり今できることをしている人ばかりで
食事やフォーラムの運営会計までさせてもらうことになりました。
みんなでシェアしあう時間もなく突入という感じでしたが
日頃のお付き合いのある「ほっこり」というグループを中心になんとか目標は達成できたかと。
後片付けまで気持ちにゆとりがなく、後まで残った参加の方に手伝ってもらいながらなんとか
終えられて、私としては無事に事故もなく良い交流ができたことで満足していました。
フォーラムのこと少しだけ。
フォーラムだけの参加で来て下さった方を含め37名。
車座に椅子を並べて大人数の話し合いの場となりました。
ファシリテーターの桐山さんのコーデイネートは、
「その場にある声はすべて等しく聞く」という姿勢で、ま
ず日頃口にできないでいる時分の小さな声に耳を傾けるということが
対話の始まりというところから始まりました。
それを、隣の人と交換して語るということで安心して心を開いていけるような
場つくりは行われました。
そのなかで、ぽつりぽつりと本音の思いが語られていきました。
シーンと静まる時間もジワリと語られた言葉を身内にしみこませていくような時間となりました。
とここからが本題なのですが、内容については改めて書き込みしたいと思っています。
緊急事態を生きる。。生きざる得ない。普通の生活がしたいだけなのに
緊急事態対応の日々・・そのなかに普通の生活も営んでいく・・
そのことの意味を反芻しています。
つながりを持つとは、それだけではないにしても、
やはりリアルに出会い語り合うことができるということは貴重で、
深夜におよぶ語りの場に醸されたのは、とても大変な事態ではあるのだけれど
人が対話しあうことでできてくる掘り下げと、温かな空気感。
合宿型のフォーラムは 
そうでなければできない話しもあって大変有意義であったと思っています。
長いとりとめない文章で恐縮・・読んでくださってありがとう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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