福岡・大分をたずねて

  • 2017.04.19 Wednesday
  • 13:06

 

この週末九州(北部)を尋ねました。

はじめに北九州市の障害者・お年寄りと共同生活する

 

福祉施設「ぴのきお」を運営する河野修三さんを尋ねました。

 

ぴのきおは、海辺にある素敵な建物で、

 

犬や猫もいっしょののびやかな生活が営まれていました。

 


相模原津久井やまゆり園障害者殺傷事件についていろいろお話しました。

あの事件を施設の警備の問題にしたり、精神障害者の問題にすることで

 

地域行政が、警備や、精神障害者の管理を強化する方向へ動いています。

早々に再建計画を出した神奈川県が、障害者団体から異議を伝えられ撤回し、

 

あの施設の整備をどのように進めるのかを検討中です。

あれだけの犠牲を出して、その原因も充分に明らかにできないまま、

 

同じ方向の巨大施設に障害者を「収容」する隔離政策を続けるということであれば、

そのあたりのことは、まるで原発に関するこの国の姿勢と同じだと感じました。



戦後巨大施設建設が続き、その後国際的な流れから障害者権利条約も批准され、

 

地域への共生の方向へ向いたはずなのですが

その精神はまだまだ周知されず、巨大施設は存在し続け、

 

とうとうこのような事件が起きてしまった。

 

「施設に入れる時点で社会的に殺されている」

 

とは脳性まひ者の健康と生活を考える会http://cp-research.jp/の古井正代さんの言葉です。



河野さんはもと施設職員ですが、その実態に悩み、

ノーマリゼーションhttp://www.arsvi.com/d/n07.htm

の実践に地域での生活の試みとして、施設しか行き場がなかった重度の知的障害の人を引き取り、

27年一緒に暮らし、地域で看取った経験から、今の共同生活の形を作り出されています。


                                      ぴのきお

 

 

隔離と共生、

 

原発と再生可能エネルギー、

 

戦争と平和

 

これは同じ構図のような気がします。

他者の命を犠牲にする「私」の快適な暮らし・経済からの方向転換を成し遂げなければ

やがて自分も生きることができなくなることに気付きたい。



もうひとつ重要なヒントをもらったのは、

 

河野さんのやまゆり園の殺傷事件は「内部犯行である」という言葉でした。

外部の不審者によるものではなく、内部の守るべき立場の人によるものと。

その日、千葉の女児死体遺棄の容疑者として保護者会長が逮捕されたというニュースがあり

「内部犯行」は、私の中でクローズアップされた思いがしました。

見知らぬ人からの危害よりも、家庭内のDVや児童虐待の方がはるかに多い現実があります。

守るべき人から受ける暴力は最大の打撃を与える。

被ばく忍従の問題も、まさに日本という国の内部犯行なのでは?

福島県知事が米国で避難者の事情に合わせた支援をすると発言しながら、

国内では全く正反対の行いをする。「外面のいいDV人間」は日本人の体質でもあるのかもしれない

まさに「内部犯行」として、個人の中にある排除、抑圧等の問題

として見ていく視点が共通項として浮上してきました。

優生思想はまさにそれを意味していると感じました。

 


**

次の日は北九州市の西隣の宗像市、デンマークの民衆運動を紹介するグルントヴィ協会

http://www.asahi-net.or.jp/~pv8m-smz/

 

を主宰する清水満さんをたずねました。


ヒュッゲなカフェという形で、地域のすてきなカフェ暖(ヌアン)にて

http://nuan.web.fc2.com/index.html


プルサーマルと全基を止める裁判の会https://saga-genkai.jimdo.com/

 

の副代表荒川謙一さんと対談する形で子ども脱被ばく裁判のことを伝えさせてもらいました。



清水さんは、訳書「生のための学校」http://www.asahi-net.or.jp/~pv8m-smz/booklist.html

 

を拝読し、ワークショップなどを通じて教育関係での講師として出会いましたが


311以降、原発の問題に長期取り組んでこられた方だと知りました。

 

原発裁判の原告にもなりながら、地域に根差した活動を進めておられます。



デンマークは150年前から民衆が主権を獲得して、平和な社会を築き、

 

さまざまな民衆のための制度があります。うらやましい〜

 

学ぶべきところがたくさんあり、今回の旅を通じてこれからの動き方のヒントをいただきました。
 

福岡博多で
311以降九州電力前で早くからテントを張る行動があり、

 

そのテントで出会った人たちが、地域で一緒に活動を始めている状況がありました。

テントは今も週に4日時間を決めて設営しいるとのことで、

 

「原発なくす蔵」http://npg.boo.jp/を作って情報共有を続けておられるようです。


その後博多の原告Hさんを尋ねたところ、お母さんも来られていて、

 

急に暖かくなった九州で再会できました。

お母さんは、
Hさんのところにこられると

 

九電前テントへ行ってチラシをまいたりされています。

息子さんは311でゼロ歳だったのが、この4月に小学校に入学されたそうです。

 

元気いっぱいでした。

Hさんは避難者のつながりを持っているようでした。



その後別府の原告Eさんを尋ね、お宅で夕食を一緒にと迎えて下さり

はじめてEさんたちとゆっくり話ができました。

 

お父さんの東京での半年間の研修が終わり、

 

帰ってきてやっと普通に暮らせるようになったことをみんなが喜んでいました。


3人の娘さんがすくすく育っている様子に、心が温かくなりました。

苦難に遭いながら、自分の感覚を信じ、情報を集め、できる形で避難し、

いったん戻ったりもしながらあきらめず仕事を探す努力を続け、

 

たまたま条件があって仕事が見つかり、遠い九州に行く決心をされるまで紆余曲折。

 

困難な坂を登り、今少しホッとしておられるような状況と感じられました。


しかし今、周りの人とはあまりに温度差があり、

 

なかなか避難や被ばくのことを周りの人と話すことができない

日常で精一杯であること、でも情報がほしいので、

 

いろいろなところにつながることをしていきたい。
 

と言われていました。


**

その日の夜は会員でもある別府近くの

 

デモクラティックスクール寺子屋「空」を始めた寺院を尋ね、

 

夜遅くまで教育についての話をしました。

 


 
 

翌日、大分中津市の会員の方に会ってきました。

支える会中津ふくろうの会」はフェアトレード大地

http://fairtrade-daichi.sub.jp/staffroom.html

 

というお店をされている須賀留美子さんが

会計を担当の滝上さんの知り合いで、支える会を作ってくれました。「

長く世界の貧困を改善する活動を続けて来られた確かな歩みに刺激を受けました。

須賀さんは、市民派の市会議員5期目という立場でもあり、

フェアトレードという言葉もないころに、自分で支援先のアジアの国々へ行き

売れそうな商品をデザイン、制作し、販売されています。

お店は古いレンガ作りの素敵な空間で
cafe

 

カフェという形も取っていて、来る人は美味しいものを食べて

 

いろいろな話がいつでもできる多方面にクリエイティブな場所として

 

長年の地域での市民活動の拠点となっていました。

おたずねして、

フェアトレードの品物を使って、裁判支援を広げるためのグッズを作れないかとひらめきました。

支援者に子どもたちの被ばくを心配するお医者さんも入っていると言われました。

つながっていけたらと思います。

 

 

一人旅で、写真を取るのを忘れてしまい

写真での報告が少ないのが残念ですが、HP等をぜひご覧ください。

 

帰る日は豪雨に見舞われましたが、新幹線は無事動いたので帰ってこれました。

 

バリ得こだまという日本旅行の切符で

姫路小倉間6100円で行けました。

フェリーの2等であれば神戸から5000円で新門司港まで行けます。

九州も近くなりました。

 

又行きたい場所ばかり〜

 

お世話になったみなさんありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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