核廃絶、ノーベル賞

  • 2017.10.09 Monday
  • 23:57

 

「核兵器廃絶国際キャンペーン」のノーベル賞受賞が決まり

 

朝日新聞の記事で

 

水戸喜世子さん

森松明季子さん

 

お二人のコメントが紹介されました。

 

 

■核廃絶、ノーベル賞を力に 被爆者らICAN受賞に喜び 

 2017年10月7日13時31分

http://digital.asahi.com/articles/ASKB7134XKB6PTIL03Y.html?_requesturl=artic

2017年のノーベル平和賞を国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)

が受賞することが決まり、各地の被爆体験者も核兵器廃絶の運動を継続する決意を新たにした。


また、原発と向き合う人たちにも「反核」の共感が広がった。


特集:核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)


 ICANは今年の国連での核兵器禁止条約成立に向け、世界各地の市民らと各国政府などに

働きかけをする運動で主導的な役割を果たした。


 8歳の時に長崎で被爆した日本原水爆被害者団体協議会の鹿島孝治代表理事(80)

=兵庫県伊丹市=は「ICANは共に核兵器禁止を訴える仲間。非常に良かった」と喜んだ。


そのうえで、「(長崎での被爆者で8月に亡くなった)谷口稜曄(すみてる)さんら、

先輩方が被爆の実相を懸命に訴え続けたことで世界が核兵器の危険さに気づき、

様々な反対運動につながった」と話した。


 広島での胎内被爆者で、被爆ピアノの演奏を続ける好井敏彦さん(71)

=香川県坂出市=は「元気が出るニュースだ」と声を弾ませた。

好井さんを身ごもっていた母は爆心地から約2・4キロで被爆。

「私たちは一番若い被爆者」という好井さんは3年前、

原爆胎内被爆者全国連絡会を設立した。

「ICANの受賞決定を機に、核兵器の廃絶に向けて一層頑張らなければ」と力を込めた。


「核兵器廃絶の動きを進める活動が評価され、さらに追い風にもなる」。

北海道被爆者協会の事務局次長を務める北明邦雄(きためくにお)さん(70)はそう語る。

自身は被爆者でないが、若い頃から平和運動に関わり、14年5月に事務局次長に就いた。


「日本は核兵器廃絶に向けて世界をリードすべきだ。

決して被爆者だけの問題にしてはいけない」

 広島の入市被爆者で、福島県原爆被害者協議会の事務局長を30年以上務めた

福島市の星埜惇(ほしのあつし)さん(89)は「連携して国際的に活動している団体が

受賞するのは喜ばしい」と話した。「私たちの目標は受賞ではなく核兵器の廃絶。

受賞にかかわらず、今後も粛々と活動を続けていくだけだ」とした上で、

東京電力福島第一原発の事故も教訓に「人間は原子力を制御する能力がないので

使ってはいけない」と語る。「核兵器廃絶の運動は人類にとって必要。

死ぬまで活動を続けます」


 福島第一原発事故で子ども2人とともに大阪に避難した森松明希子さん(43)は

「大きく捉えれば原発事故からの避難も核被害の一つ。

核と向き合う団体の活動の受賞が決まったことはうれしい」と話す。


 関西を中心に避難者らのネットワークを立ち上げ、

避難者の声を伝える活動に力を入れる。

国内で避難者の存在が忘れられつつあるのではないかとの不安が募るなか、

核被害をめぐる国際会合で発言するなどして国を越えた発信にも取り組み始めた。

森松さんは「声を上げ、事実を伝え続けていく大切さに改めて気づいた」とし、

「受賞決定が福島の被害にも目を向けてもらう機会になれば」と期待を語った。


 関西電力高浜原発3、4号機の運転差し止めの仮処分を申し立てている

水戸喜世子さん(82)=大阪府高槻市=は

「原発が置き去りになっているのではないか」との不安も抱く。


 反原発運動の草分けを担った核物理学者の故水戸巌・芝浦工業大教授の妻。

夫の遺志を継ぎ、「反原発」を訴えている。


 北朝鮮が核実験とともに弾道ミサイル発射も繰り返すなか、

攻撃を受けると大きな被害をもたらす原発の危険性が

浮き彫りになっていると感じている。

「核兵器廃絶に向けた取り組みが平和賞を受けることに意義があるのは当然だが、

原発はどうなのか。現実を見て、原発のあり方も議論してほしい」と語った。


 また、第五福竜丸平和協会の事務局長、安田和也さん(64)も

「核兵器廃絶に向けた取り組みに対する期待へのあらわれだと思う」と受賞を喜んだ。


 平和協会が運営する東京都立第五福竜丸展示館では63年前に太平洋のビキニ環礁で

米国の水爆実験に遭遇した静岡県焼津市のマグロ漁船・第五福竜丸を展示し、

核被害の実相を伝えている。

「核廃絶はそう簡単なことではない。ただ廃絶に向けた努力はずっと続けられてきた。

そのことを改めて教えてくれた」 

 

 

 

 

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