第19回口頭弁論報告

  • 2019.06.14 Friday
  • 21:38

 

西日本通信号外 第19回口頭弁論報告を発行しました。

 

https://drive.google.com/file/d/1c9XC-TtatFvQLcVC2sByXPlEFE2nDKa4/view

 

 

鏡文                    2019年6月9日

 

ご支援いただく皆様へ

 

 

         「子ども脱被ばく裁判」を支える会・西日本代表 水戸喜世子

 

 

515日、前日の悪天候から一転、明るい日差しの中で、19回目の口頭弁論が福島地裁で開かれました。駅前でたまたまビラを受け取ったので参加しましたと発言された女性の

 

「孫が甲状せん癌になり、就職の面接でそのことを言ったら落とされました。

二度目は言わなかったので、合格できました。

被ばくさせられた怒りをどこにぶつけたらいいのでしょうか!」

 

という言葉に、会場はシーンとなり息をのみました。「因果関係が証明できない」とされる痛ましい健康被害者は、8年のうちに学術論文から市民が集めた統計、事例に至るまで水面下で確実に増加している、という思いは確信に変わりつつあります。国を挙げての、第一級の秘匿事項なのでしょう。

 

 

絶え間ないご支援に感謝申し上げます。

 「子ども脱被ばく裁判」は2016年に提訴され、ほぼ同時に発足した「支える会・西日本」は今年で4回目の総会を迎えます。子どもを放射能から守りたいという人々の思いに支えられ、小さな呼びかけは、裁判を支える原動力にまで成長しました。それは「裁判所への署名」69千余筆(20195月現在)となって、弁護団を鼓舞し、裁判所に緊張感を与えています。お寄せいただく尊いカンパによって、裁判費用が支えられています。会員のみなさま、支援くださっているみなさまの絶え間ないご支援に心からの感謝を申し上げます。

 

 

原告が集まります。

来る714日の第4回総会には、京阪神はもとより、九州、沖縄から、原告の子どもたちが元気な顔を見せてくれます。年に一度、支援者たちの日頃の苦労が吹き飛ぶ一瞬でもあります。

困難と闘い避難をやり遂げた原告さんであっても初期被ばくの不安からは逃れようがなく、一方 福島残留を選択された原告さんにあっては、尚のこと日々被ばくの不安の中での暮らしが既に8年も続いています。一刻も早く国の力が及んで、避難が実現されねばなりません。無用な初期被ばくを強いた責任を国と自治体に明確にとらせねばなりません。

そこには二度と再びこのような惨事を国民に押し付けさせてはならないという警鐘の思いも込められているのです。

 

 

誤った国策の責任

憲法25条は「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する・・・」とうたい、国が国民に果たすべき責任を明らかにしています。原告の子どもたちを倒れかけた排気塔のあるような危険地帯に放置することは許されないのです。安全神話をふりまき、誤った国策の結果、国民を被ばくさせた国、自治体の責任は、国家犯罪として裁かれねばなりません

 

裁判はいよいよ証人調べの段階へ

現実の裁判ではいよいよ証人調べの段階に入ってきました。過去の原発裁判ではともすると 学術論文の信ぴょう性を競い合い、裁判長がよくわからないまま、権威ある学者(ICRPお墨付きの御用学者)の言い分に軍配を上げるのが常でしたが、この裁判はそんな言い逃れを許しません。なぜならば子どもが暮らす地域の土壌は実は水に溶けない放射性微粒子を含んでいることが実測値としてわかり、結果長いこと放射性微粒子が肺に留まるかもしれないこと、また甲状腺を切除された200人を超える子どもたちが存在していること、山下俊一の言葉を直に聞いて、避難の機会を逃がした人々が住所氏名を名乗って現存することなど隠しようのない事実が目の前にあるからです。80年たって明らかになってきた広島長崎の被ばく者の被害の真相も証言台で語られます。そして何よりも被害者(原告)の生の証言。この真実の重みこそがごまかしようがない私たちの裁判の核心部分です。

 

「いのち第一」の声を大きく

国の論拠とするICRPが掲げるリスクベネフィット論=原子力のいくばくかの恩恵を受けるのだから些少のリスクは我慢しなければならない=に対して私たちの論理は、いのち第一です。弁護団は裁判長をその気にさせるための書面づくりに前人未到の地で奮闘されているのです。私たちは署名活動で、声を広げましょう。

 

 

新しい局面を迎える裁判へのご支援を

このような裁判の新しい局面を迎えるにあたり、再三のお願いで大変恐縮ですが、支える会・西日本として、以下のような呼びかけを致します。

 

 

★これまでの「署名」の取り組みを どうか継続してください。

 

★証人を法廷に呼ぶための費用が発生しました。カンパ活動への取り組みを

お願いします。

 

★福島は遠いですが、傍聴もよろしくお願いします。

 

会員の方には若干の交通費補助が出ます。

 

★裁判支援活動への提案や疑問、質問などがありましたら、

遠慮なく事務局までお寄せ下さい。

 

 

送金先

ヘッドモノクロ.png郵便振替口座00980−8−307639「子ども脱被ばく裁判」を支える会・西日本

 

 

 

 

子ども脱被ばく裁判会報「道しるべ」

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