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    第12回口頭弁論意見陳述  原子力防災の問題

    • 2017.10.28 Saturday
    • 10:51

     

    原告の意見陳述データをアップします。(コピーは事情でできなくしてあります。)

     

    何度も読んでいます。

    原子力防災に関して、学んでいかなければと強く感じました。

    「原子力防災」は、「事故が進展した後に住民被曝被害を最小限にするための行動」

    今福島原発がまだどのようになるか分からず、他の原発も動かされている状況では

    それを止めることと同時に

    原子力防災に焦点を置いた議論がなされなければならないのでしょう。

    裁判の中でも、原告の訴える無用な被ばく、避けられた被ばくを避けさせなかったことに関して

    問題点が明らかににされていくことを願います。

     

     

     

     

    松野元さんの著書「原子力防災」について

    ブログ弁護士の日々さんが詳しく紹介しておられました。

    http://blog.goo.ne.jp/bongore789/e/c337b2dfc7b65a960eaf9ada8acb703b

     

    本が書かれたのは2007年

    印象に残ったのは、日本では原子炉は壊れないことになっていたので

    チェルノブイリ事故を想定して原子力防災を語ることは受け入れられなかった。

    共著で出版しようとしたが、そこで意見が分かれました。

     

     

    弁護士の日々ブログより〜***

     

    「日本ではチェルノブイリ発電所事故は起きないことになっており、

    日本の原子力防災はこれを対象としていないから、これを直接比較することは意味がなく、

    あえて記述すると専門レベルのものとなってしまうので、一般の読者(国民)を混乱させ、

    原子力反対論者に知恵を授けるだけのものとなってしまうので、入門書としては不適であるとした。」
    それに対する松野氏の見解はこうです。
    「たとえ許可条件的に事故が起きない設計となっていても、防災というレベルにおいては、

    可能性が存在する限りこれを無視することはできない」
    この意見の違いにより、2人による共著の夢は断たれました。

    IAEAは2005年9月、チェルノブイリ発電所事故による死亡者数を4000人と推定しました。

    日本の原子力防災が世界に通用するためには、

    この推定事実を現実として受け入れた原子力防災であるべきです。

    世界に通じる原子力防災とは何か、を世に問いたいと考え、

    松野さんが担当して準備していた部分を「原子力防災」としてまとめ、出版したのがこの本なのです。

     

    烏賀陽弘道さんによる『福島第一原発事故を予見していた電力会社技術者〜無視され、死蔵された「原子力防災」の知見』2012.05.31(木)の6ページで、以下のように記されています。
    『私(烏賀陽さん)にとって不思議だったのは、

    これほど事故を予見し尽くしていた人材が電力業界内部にいたのに、

    その知見が無視され、死蔵されたことだ。

    松野さんにとっても、自分の長年の研究と専門知識が現実の事故対策に生かされなかったことは痛恨だった。

     


    「私の言うことは誰も聞いてくれませんでした。誰も聞いてくれないので、

    家で妻に話しました。しかし妻にもうるさがられる。

    『私の代わりにハンガーにかけたセーターにでも話していなさい』と言うのです」
    松野さんはそう言って笑う。』

     

     

    ***

     

     

     

     

     

    原子炉が壊れても、かくして、そっと認めて、

     

    矛盾をそのままに現状を維持しようとする

     

    原子力から目先の利益を受ける今を生きる、私たち

     

    何とか事実を受け入れ、変わっていかなくては

     

    繰り返してしまう。

     

     

    原告や、声を上げてくれる被害者の皆さんに一致する思いは、

     

    繰り返してほしくないということではないでしょうか。

     

    こんな思いをするのは私で終わりにしてほしいということ。

     

     

     

     

     

     

     

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