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    第23回子ども脱被ばく裁判報告

    • 2019.12.24 Tuesday
    • 23:00

     

     

    第23回子ども脱被ばく裁判 口頭弁論期日報告

    弁護団長 井 戸 謙 一

     12月19日、福島地裁で第23回口頭弁論が開かれました。

     今回は、午前中は原告Aさん(3人の子のお母さん)の本人尋問が、午後は、河野益近氏に対する被告側の反対尋問が行われました。

     Aさんは、実直な口調で、最も線量が高かった2011年3月15日に子供たちを戸外に出してしまったことに対する後悔、乳児を寝かせた篭を地面に置いてしまったことに対する後悔、情報が隠蔽されたために住民の間で分断が生まれてしまった口惜しさ等を述べられ、子ども達を守るために大人は同じ方向を向いて努力するべきだと訴えました。

     

     河野証人に対する被告国の反対尋問は枝葉末節に止まり、河野証言の根幹、すなわち、ICRPが採用しているLNTモデルに従うべきこと、子どもは大人よりも放射線感受性が高いこと、福島原発事故では放射性セシウムの多くは不溶性の放射性微粒子の形状で放出され、水溶性のものも土壌粒子にトラップされて不溶性に代っていること、風や自動車の通行等によって、不溶性の微粒子やセシウムをトラップした土壌粒子が再浮遊し、子ども達が体内に取り込むリスクがあること、その場合の健康リスクは解明されていないこと等は全く揺るぐことはありませんでした。

     

    次回以降の予定は、次のとおり決まりました。


     1月23日 午後1時30分〜 原告本人尋問 2名

     2月14日 午後2時50分〜 福島県立医大甲状腺内分泌学講座教授 鈴木眞一氏 証人尋問

     3月 4日 (時刻未定)      福島県立医大副学長 山下俊一氏 証人尋問


    この裁判もいよいよ終盤で、重要な期日が続きます。引き続きご支援をよろしくお願い致します。

    以上


    <傍聴席から>

     証人台に立った河野さん、原告Aさん、そして6人の弁護団お疲れさまでした。カンパ・署名・傍聴で温かく支えてくださった支援者の皆さま、ありがとうございました。12月19日の簡単な報告です。

    水戸喜世子

     

     抽選にこそなりませんでしたが、今回も法廷を埋め尽くしての傍聴に心からの感謝を申し上げます。朝9時からの裁判所前決起集会にも東北・関東・東京・中部・関西の各地から、支援者の皆さんが駆け付けてくださいました。心強く思いました。山形への避難者700余名に対するゼロ回答という耳を疑うような判決を聞いた直後の期日ということもあり憤怒と緊張感の中での決起集会でした。

     

     午前は原告Aさんの本人尋問でした。じつはAさんの長女Bさんは昨年の「福島わかもの国際交流キャンプ」に最年少の中学生として参加し、国際親善の役目を果たしてくれた元気な女の子です。


     だから「子どもには今日も明日も存分に生きてほしいから、自分たちは大人としての子どもを守る役割をしっかりと果したい」と結ばれた最後の箇所が、Bさんの屈託のない明るい笑顔と重なって、親としての強い愛情がこもった言葉として心に響きました。Bさんが原発事故という受難の中にあっても健やかに育った陰には、若い母親の言葉に尽くせぬ苦労があったこと、その苦労の原因は、放射性物質から子どもを守ろうとしても国や県の正しい情報がなかったことに起因することが語られました。

     

     午後からは、道ばたの土ぼこりを測定した結果、放射性物質を含む微粒子はほぼ不溶性であることを突き止めた河野益近さんに対する被告側の反対尋問でした。「あなたは放射線の専門家であっても生物・医学系の専門家ではありませんよね」といった趣旨のお決まりの印象操作で始まった反対尋問は、河野さんの陳述内容について真正面から反論するものではなく、細切れの質問も印象操作の域を出ない不誠実なものでした。低線量域においても被ばく量に比例した健康リスクがあるとするLNTモデルの根幹に触れずに、枝葉の論文を取り上げ、「こんなことを知らないの?」と来たので、弁護団から「断片を切り取ってあなたの見解を示すのではなく、反論するのであれば、きちんと論文の論拠を明らかにして論争するのが筋ではないのか」という抗議を受けるお粗末さでした。

     

     河野さんからは、科学とは一つの定義(仮説)が提出されて、その正しさが実証されていっても、いつか定義からはみ出す事象にぶつかるものであり、新たな定義域に見合った法則を見つけていくのが科学的手法であると、一般相対性理論の例をあげて教え諭す場面がありましたが、相手は沈黙のまま。

     

    Wikipedia Ja より アインシュタインとオッペンハイマー

     

     科学論争が全くないまま、反対尋問は終わりました。郷地さんの時と同様です。結局、被ばくのリスクがあるという河野さんの主張(井戸弁護団長の報告参照)を揺るがすことはできませんでした。

     

     この2回の被告側反対尋問はお粗末さばかりが目立ちましたが、鈴木氏と山下氏の尋問は要注意です。今度ばかりは被告代理人も必死になって擁護に出るに違いない。揚げ足取りではない論戦が、彼らの具体的行為の一つ一つを通して、法廷で明らかにされることを願うものです。どうかぜひともご注目ください。

                                         以上

     

    以下は、2019.12.19写真(組み合わせ)説明図。6枚の撮影は神戸から参加のKさんです。

     

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